IDAS(アイダス) 天体望遠鏡パーツ ネビュラーブースター NBZ-II
NBZ(NBZer)の後継機。
高コントラスト、F 値フリー、ハローフリーな性能はそのままに、 OIII 輝線とHα 輝線ま各バンド幅はNBZ よりも狭くしました。 バンド幅はOIII 部で約8nm、Hα 部で約10(±0.4)nm で、NBZ と比べ約2~4nm 狭くなっています。
■分光特性
シミュレーション値は実測データの下限値を元に算出しております。 干渉フィルターは斜めに入射光に対し、入射角が大きくなるほど分光特性が短波長へシフトしていきます。(図2 参照) 光学系の収束光で使う場合も同様に(連続変化する)入射角が生じるので、その分光特性は短波長へシフトしていきます。
■その他
薄膜はIDAS の定番技術である高密度高耐久エージングレスIAD(Ion-gun Assist Deposition=イオンアシスト蒸着)でコーティングされます。この技術は干渉フィルターの心臓部である多層薄膜を高密度化するもので、従来の多層薄膜で得られない物性が得られます。
- 薄膜の耐久性が高く、薄膜の硬さは石英ガラスに匹敵します。
また、多層薄膜とフィルター基板の密着性も著しく改善されています。 - 温度、湿度による分光特性の経時変化は人間が生活している環境内では測定限界以下です。