Askar(アスカー) 鏡筒 SQA106 鏡筒
SDレンズを採用した中判カメラ対応の高性能なペッツバールデザイン
主な特長
対物レンズ口径106mm、5群5枚のレンズ構成のうち、2枚にSD(超特殊低分散)レンズを使用したペッツバールデザインの光学系が採用されています。焦点距離は509mm、イメージサークルは中判カメラ(φ55mm)に対応しています。使用するカメラとの組み合わせ次第で、様々な天体を撮影することができます。 中心スポット半径は設計値で1.6μm、イメージサークル55mmの最周辺でも2.1μmという、これまでの天体望遠鏡とは一線を画す驚異的な結像性能を誇ります。 口径比は天体望遠鏡としては比較的明るいF4.8です。短時間でもノイズが少なくクオリティの高い天体写真の撮影をおこなうことが可能です。 イメージサークルφ44mm周辺で90%以上、φ55mm周辺でも約75%の豊富な周辺光量があります。センサー周辺まで十分な光量を確保することで、画像全体で均一な画質が得られ、画像処理も快適におこなうことができます。
■様々なカメラに対応する柔軟な接続方法
鏡筒バックフォーカスは48mmから78mmまでをサポートし、カメラやフィルター・フィルタードロワーなどによる光路長変化にも柔軟に対応できる光学設計です。※バックフォーカスを55mmに近づけることでより性能を発揮します。接眼部後端のM78アダプターは、径の異なる「M48×0.75mm」「M54×0.75mm」「M68×1.0mm」の3種類が付属しています。アダプターを交換することで光路長を変えることなく、お使いの機材に合わせた接続をおこなうことができます。
■天体写真愛好家のニーズに応える製品デザイン
ファインダー台座は接眼部の上部左右に2つ搭載されています。ガイドスコープとファインダーやその他のアクセサリーを同時に搭載することが可能です。鏡筒バンド上部にも、ファインダー台座に対応するアクセサリーを取り付け可能なアリミゾが設けられており、合計で3箇所同時にアクセサリーを取り付けることが可能です。汎用性の高い全長300mm×底幅75mmの幅広ドブテイルバーを採用しており、様々なマウントへ搭載が可能です。カメラやアクセサリーの取り付け状態に応じて、前後へのバランス調整が柔軟におこなえます。 CNC加工で精密に削り出された多機能鏡筒バンドは、全長170mmの一体式になっています。十分に軸間をとることによって、軽量でありながら捻れや撓みに強く、安定性と可搬性に優れています。
伸縮式フードを採用し、観測時に展開することで夜露や迷光による像への影響を低減します。
■充実した装備
ラックアンドピニオン方式の2.8″デュアルスピードフォーカサーが搭載されています。フォーカサーの底部にあるM4ネジ穴を使用することで、社外製品の電動フォーカサーを容易に取り付けることができます。接眼部には360°自由回転できる視野回転装置が搭載されています。インデックスも振られているため、正確に角度を合わせたいときに重宝します。
運搬や保管に便利なセミハードケースが付属しています。
■安心の国内検品
サイトロンジャパンでは、お客様に安心してAskar/SHARPSTAR製品をお買い求めいただけるように、新潟工場と東京本社にある専用設備で、受け入れ時に製品の外観検査と光軸検査をおこない、国内独自の検査基準をクリアした製品のみを販売しております。口径 | 106mm |
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焦点距離 | 509mm |
口径比 | F4.8 |
光学系 | 5群5枚(うちSDレンズ2枚使用) |
全長 | 約516mm(フード収納時)/約586mm(フード展開時) |
フード外径 | φ135mm |
鏡筒外径 | φ119mm |
質量 | 約8.12kg(バンド・プレート込み) |
バックフォーカス | 55mm(48mm~78mmをサポート)※最適バックフォーカスは55mmです |