笠井トレーディング StellaBino-50 三脚取付用アダプター/ 31.7mmUHCフィルター2枚セット

※アイピースは別売です

笠井トレーディング StellaBino-50 三脚取付用アダプター/ 31.7mmUHCフィルター2枚セット

定価:
オープン価格
価格:

60,200円 (税込 66,220円)

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笠井トレーディング 双眼鏡/双眼鏡オプション StellaBino-50 三脚取付用アダプター/ 31.7mmUHCフィルター2枚セット

5cmF4の高性能天体望遠鏡を2台連結した、
全く新しいコンセプトの天体観測専用「倒立像」双眼望遠鏡。

プリズム類を含まないシンプルな構造により、一般的な双眼鏡とは段違いのクリアでシャープな像質が得られます。アイピース交換可能なため、倍率や視野の選択も自由。フィルターワークも自在です。更にプリズムによる視野制限が無いため、φ31.7mmアイピースでの最大視野が確保できます。手持ちで軽快に使用できる双眼鏡的なフォルムと、天体望遠鏡として要求される基本的な機能・構造を両立させた独自の設計を採用。660gの軽量な筐体は手に馴染むホールド感を確保しつつ、本格的な天体望遠鏡と同様の諸仕様も備わっています。まさに、天文マニア「だけ」のために創り出された、唯一無二の画期的な双眼望遠鏡です。

■三脚取付用アダプター
StellaBino-50の中心軸先端に装着できる専用設計の三脚取付用アダプター。固定には六角穴付ボルトを用い、六角レンチでしっかり締め込むことにより、前後に長い筐体を確実に固定できます。底面のネジ穴は1/4インチの標準規格カメラネジを採用。(六角レンチ付属)
(注)StellaBino-50は左右鏡筒間の隙間が狭いため、一般的な双眼鏡ホルダーは装着できません。三脚固定には必ずこの専用品をお使い下さい。

■31.7mmUHCフィルター
31.7mm規格の星雲観測用フィルター。アイピースのバレル先端にネジ込み装着します。バンドパス幅は通常のUHCフィルターよりもやや広い45nmを採用。効果的に光害をカットしつつ、かつ視野が暗くなり過ぎず、自然な明るさで視野内の星雲の姿を際立たせます。



■開発コンセプト
もとより、双眼鏡というものは地上観測用に作られたものです。もちろん天体用にも使用できますが、それはあくまで「流用」であり、従って、常に「正立像であること」は絶対条件となっています。しかしながら、この正立像を得るためには、複数のプリズム類を組み込まなければならないため、どうしても像質劣化や光量損失が生じます。更に、プリズムのサイズによる視野制限も生じます。例えば、一般的な5cm双眼鏡の場合、倍率にかかわらず7゜以上の実視野を確保することは物理的に不可能なのが実状です。(もちろん、巨大なプリズムを組み込んで超広視野を実現している機種もありますが、それらは概して非常に重く、大きく、かつ極めて高価なものです。)更に言えば、倍率が固定されているのも不便な点です。アイピースも筐体内に組み込まれているので、フィルターの装着も容易ではありません。
いっぽう、天体望遠鏡は一般的に倒立像であり、これは対物鏡の性能を最大限に維持・発揮するためであることは周知の通りです。そもそも天体に明確な上下は存在せず(例:南半球に行けば、星座の多くは南北がひっくり返った姿で見えます)、また多くの天文マニアは天体望遠鏡の使用で倒立像に馴染んでいるため、天体用に特化する限り、「正立像」というファクターは必ずしも必要ではないと思われます。むしろ、このファクターを捨て去ることで得られるメリット(シャープネス・視野の広さ・明るさ、等々)の方が遥かに大きいものです。他方、アイピースが交換できて倍率を簡単に変えられ、かつ視野制限もなく、更にフィルター類の装着も自在にできる、というのは大きなアドバンテージであり、天体用としては欠かせないファクターです。
これらの点を踏まえ、「双眼鏡の利便性や操作感を維持しつつ、天体望遠鏡としての機能を装備した『天体専用』の双眼鏡を創ろう」というのが、本機開発の端緒でした。構想から数年に亘り、何台もの試作を重ね、最終的に本機の生産・販売に至ることができた次第です。

■光学系
天体望遠鏡用として設計・製造された高精度な2枚玉アクロマート5cmF4対物レンズを搭載。ブロードバンド・フルマルチコートが施されており、実に99.5%以上の高い透過率を示します。短焦点ながら結像性が非常に高く、20×程度の高倍率域まで余裕でシャープネスを保ちます。色収差も良く補正されており、星野観望における実用範囲内の倍率域においては殆ど気にならないレベルに抑えられています。プリズムを用いないシンプルな構造と相まって、一般的な5cm双眼鏡とは段違いの明瞭でクリアな像質が得られます。

■接眼部仕様

合焦機構は滑らかな回転ヘリコイドを採用。IF双眼鏡と操作性が同一であるため、合焦操作に違和感を感じることはありません。合焦ストロークは16mm、最大バックフォーカスは8mm確保しており、ほぼ全てのアイピースで確実に無限遠合焦を得ることができます。31.7mmアイピースアダプターにはセンタリング保持性を重視した金属リング締付式を採用。アイピース交換が簡単な上、常に確実で正確なアイピース固定が可能です。

■筐体仕様
手持ちで使用することを前提とした、手に馴染む双眼鏡的なフォルムと、天体望遠鏡として要求される基本的な機能・構造を両立させた独自の設計を採用。筒先には長さ50mmの対物フードを設置。周囲が明るい場所での観測においても確実に斜入光を遮断します。フード内面及び筒内は全面に低反射黒色塗装済。更に筒内部には通常の天体用屈折望遠鏡と同様の遮光バッフルが設けられており、内面反射を防いで像面コントラストの向上に大きく寄与しています。両筒の連結にはオーソドックスな中折れ式を採用しているため、普通の双眼鏡と同じ操作感で目幅調整等が可能です。もちろん三脚アダプター取付用のネジ穴も中心軸前方に設けられており、別売の三脚取付用アダプターを併用すれば写真三脚等に搭載可能です。ストラップ(付属)用の穴も左右側面に設けられています。

■エキセントリック視軸調整機構
本製品は常に両筒の視軸が正確に調整された状態で出荷しますが、アイピース交換式双眼望遠鏡の宿命として、実際の使用時に必ずしも完全な視軸状態が保てない場合もあります。特に、バレルに段差があるアイピースの場合、装着時に僅かな傾きが生じる可能性がありますし、また重量のあるアイピースの場合、接眼部自体が僅かにたわんで視軸が微妙に狂うケースも考えられます。この問題をユーザーサイドで簡単に解決できるよう、本機には両筒の本体とアピースアダプターの間に視軸調整装置を配置しています。一般的に「エキセントリック視軸調整機構」と呼ばれる構造で、僅かに偏心した2つのリングを連結し、双方を適宜回転することにより視軸を追い込む方式です。通常は対物レンズのセル内部に設けられているもので、ユーザーサイドでの調整は困難なものですが、本機では鏡筒後部の外側に2対の調整リングを設けることにより、必要に応じてユーザーが簡単に調整できるようになっています。
(注)視軸は正確に合わせた上で出荷しますので、通常の使用において再調整の必要はありません。本機能は必要な場合にのみお使い下さい。 総合適性
本機は天文マニア「だけ」のために創られた、唯一無二のユニークな双眼鏡です。アイピースを交換できるため倍率や視野の選択も自由。フィルターワークも自在。もちろん視野制限もありません。1個100g前後のアイピースを2個付けても総重量は1kgに満たないため、手持ちで軽快に使用することが可能。そして、何と言ってもプリズムを含まないシンプルな構造により、非常に明るくクリアでシャープな像質が得られることが最大の特徴です。目の覚めるような明瞭な像質で眼前に迫る星々や星雲星団の姿を、ぜひ両眼で存分に堪能してみて下さい。

主な仕様
有効径 50mm
焦点距離 200mm
口径比 F4
最大寸法 255mm×120mm×57mm
本体重量 660g
合焦機構 IF
適合目幅 58mm~74mm
接眼部規格 回転ヘリコイド(IF) / φ31.7mm差込(金属リング締付式)
その他の仕様 対物フード付 / 三脚アダプター装着用ネジ穴付(蓋付) / エキセントリック視軸調整機構装備(両筒)
付属品 ネックストラップ

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