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baader planetarium（バーダープラネタリウム）　天体望遠鏡パーツ B362 コントラスト・ブースターフィルター 31.7mm

望遠鏡のもつ本来の最大解像度で、微妙なコントラストと色を視覚的に強調できます

バーダーコントラストブースターは、一般的なマイナスバイオレットフィルタではなく、世界中で広く愛用されているバーダー ムーン＆スカイグローフィルタをベースに、コントラストの向上とスカイグローの減少を限界レベルまで高めます。このフィルタは、惑星や月面のコントラストを大幅に高めるだけではなく、アクロマート屈折望遠鏡にみられる青にじみを効率よく取り除くように設計されています。その結果、解像度とコントラストを低下する邪魔な青にじみと、かすみがなくなります。望遠鏡のもつ本来の最大解像度で、微妙なコントラストと色を視覚的に強調できます。

コントラスト・ブースターフィルターの特長

当フィルターは主に変化の著しい惑星面の模様の検出という目的を持つ眼視観測に最適なフィルターです。色再現としてのコントラストの向上という意味においては、ムーン＆スカイグローフィルターと同じ路線上にあるフィルターとも言えますが、実際に使用した場合、ムーン＆スカイグローフィルターよりもさらに見えている対象の「暖色系」と「寒色系」のコントラストアップが期待できるフィルターです。基本的にはアポクロマートやアクロマートの屈折光学系での併用が理想的ですが、私達の使用感としては、反射系での使用でもその効果が大きく、光学系を選ばない、汎用性の高さも大きな特徴で、文字どおり惑星面のコントラストを最大限にブーストアップさせるフィルターです、特に木星や火星も含め惑星面の観測に重点を置いている観測者にはお薦めのフィルターです。

コントラストブースターには特殊ガラス材ネオディミウムの特性が活きています。一面に23層のダイエレクトリックロングパスブロック、もう一面には７層のウルトラローアンチ反射コーティングが施されています。コントラストブースターは460nm以下の緑-青色光の透過をカットするため外焦点域の青にじみを強烈にカットできますが、像が若干黄色がかったように見えます。（普通のイエローフィルタほどではありません。青色が少なくなったことによる、あくまで視覚的なものです）。

この特殊コーティングによると可視スペクトルの必要な波長（H-Alphaを含めて）を95％以上透過させ、対象物の色とコントラストを保持しながら、像の明るさを低下させません。木星などの観測の場合、雲帯の赤色調を保持しつつ、今までよりもずっと強烈なコントラストが得られます。このため、木星の大赤斑の観望が簡単にできるようになります。

青色域を押さえ、赤色域を強める効果がありますから、惑星、月面や太陽（バーダー社アストロソーラーと併用して）観測などにもコントラスト強調が可能です。同様の理由で木星観測のほかにも、火星観測にもたいへん効果的です。

コントラストブースターフィルターの効果比較　＜参考資料としてお含み下さい＞

コントラストブースターフィルターは、木星、火星模様のコントラスト向上に強烈な効果は非常に高いものがあります。

尚、コントラストブースターとバーダーUV-IRカットフィルタとを組み合わせると、デジタル撮影に理想的なフィルタセットとなります。バーダーコントラストブースターは、眼視専用に設計されているためデジタル撮影に影響を及ぼす赤外成分はカットしません。デジタルイメージの撮影には、必要に応じてバーダーUV-IRカットフィルタを併用することで悪影響を及ぼす赤外領域（Hα光など有用成分はカットされません）をカットできます。1/4λの平坦性を誇る光学表面をもつフィルタですから、イメージのシャープさとコントラスト低減は気になりません。

フィルタのベースとなるガラス基板には、透過特性を向上させるためにバーダープラネタリウム社オリジナルのネオディミウム添加ガラスを採用しています。このガラスには軽い光害除去効果があることが知られており、このスペクトル特性に加え、使いやすい独特のセル構造もあいまって、イメージのシャープさ、コントラストおよび耐久性のすべてにおいて最高の効果を提供します。

▼ DADOS分光器によるコントラストブースターフィルター実際のスペクトラム

B362 コントラスト・ブースターフィルター 31.7mm	B363 コントラスト・ブースターフィルター 48mm(2インチ)