BinoTechno(ビノテクノ)
ビノテクノは究極の眼視マニアが集うスターパーティとして知られた「双眼鏡&望遠鏡サミット」(1998年~2007年)、 そしてそれに引き続く「双望会」(2008年~2017年)の主催者として知られる服部泰男氏が立ち上げた双眼望遠鏡ブランドです。 天体望遠鏡2本と高精度正立天頂ミラー2つを用いて双眼化し深宇宙に挑む、究極の眼視スタイルをご提供します。
「天体望遠鏡は片目で見るもの」という固定観念を破る眼視派のための観望機材、「双眼望遠鏡」 |
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BLANCA-BINO-102SED鏡筒
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月・惑星・二重星の観望に成功した中級以上の天体観測者にとって、次なる目標はメシエ天体をはじめとする星雲星団となります。星雲星団は大変淡く眼視難易度が高いため、その姿を手にするには「写真に撮る」という手法が確実です。
しかしながら、やはり自分のこの目で見て楽しみたいという欲求は万人の持つところであり、特に若い世代を中心に、近年その動きが盛り上がりを見せています。 一つのアプローチとしては大口径の集光力を生かしてディープスカイを眼視する「ドブソニアン式望遠鏡」があり人気を博しています。ドブソニアンは、球状星団・惑星状星雲・遠い系外銀河などの観望に適していますが、集光力ある大口径になればなるほど最低倍率が上がり過ぎ、視直径の大きな広がりを持つ散光星雲や散開星団が視界に収まらなくなるという弱点もあります。 そこで考え出されたもう一つのスタイルが双眼望遠鏡です。ここでは広い実視界を得るためドブソニアンよりも焦点距離の短い鏡筒(主に屈折式望遠鏡)を使用します。焦点距離の短い鏡筒はおのずと口径が小さくなるため、集光力を補うため双眼にします。更に、せっかく屈折式を使いますのでCAPRIのようなEDアポクロマート鏡筒を選択し、反射とは別次元の高コントラストでシャープな星像を得ます。 これをEZM-正立天頂ミラーで両眼視すれば、左右の目から得られた情報は“脳内コンポジット処理”され、1+1を2以上の臨場感として楽しむことができるのです。 |
撮影: 吉田隆行氏 (大きい画像はこちら) |
低倍率、広視野が得意な双眼望遠鏡にとって、もっとも観てもらいたい対象です。 視野いっぱいに広がる星の集まりは圧巻です。 |
撮影: 吉田隆行氏 (大きい画像はこちら) |
天文ファンにとっては初心者のころから見慣れた対象ですが、双眼で観るすばる は、力強い星の光に新鮮な感動を覚えます。 |
撮影: 吉田隆行氏 (大きい画像はこちら) |
星が分解しはじめる70倍以上で観ることをお勧めします。凛としたたたずまいに 秋を感じます。 |
撮影: 吉田隆行氏 (大きい画像はこちら) |
双眼は長時間天体を凝視していても疲れません。じっくり観れば観るほど、星雲 の大きさと暗黒帯の深さに気づきます |
撮影: 吉田隆行氏 (大きい画像はこちら) |
アストロノミックやバーダーのUHCフィルターを使うと、 10センチでもその姿がくっ きり浮かび上がります。円弧の形で向かい合うふたつの星雲の見え方の違いも 注目です。一方は太いロープをねじったような荒々しい表情、もう一方は刷毛で 塗ったようなのっぺりとした表情、それぞれ個性があって見飽きません。 |
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