天体撮影入門おすすめ赤道儀
昨今、飛躍的な性能向上と低価格化が進むデジタル一眼レフカメラをお持ちの方も多いと思います。 綺麗な星空の下で感度の良いデジタル一眼レフカメラを使用すれば、意外なほど用意に天体を写すことができます。 とは言っても、数秒から数分という長秒時の露出が不可欠となります。星は動いていますから、普通の三脚に据えて 撮影しただけでは、星が「点」で写らず、「線」のように伸びて写ってしまいます。 これを解消する機材が「赤道儀」です。 星が動いて見える原因は地球の自転です(動いてるのは私たちの方なのです!)ので、地球の自転と同じ動きをする 「赤道儀」にカメラを載せれば、自転の動きを打ち消すことができます。 そうすると、どの方向を狙ってシャッターを切ったとしても、すべての星は止まって写るのです。 ◆広角~中望遠程度での撮影には「ポータブル赤道儀」 お勧め機種 Kenko「スカイメモR」 お手持ちの三脚や専用の「大型武道マウント」に搭載して使用します。 ◆200mm以上の超望遠撮影ならオーソドックスな「ドイツ赤道儀」を 望遠レンズでの撮影や、天体望遠鏡鏡筒を使用した直焦点撮影なら、天体望遠鏡用として一般的な 「ドイツ式赤道儀」がおすすめです。将来的な発展性も秘めています。 振り子のような重りが付いた下記のようなスタイルの赤道儀をドイツ式といいます。 赤道儀には搭載能力や機能でさまざまな種類がありますが、性能、価格、信頼性の高い 「ビクセン」や「タカハシ」の製品がお勧めです。
(※撮影用適性荷重=撮影に適した搭載重量として、ビクセン赤道儀はカタログ記載の「搭載可能重量」の数値×約0.7倍を、タカハシ赤道儀はカタログ記載の「搭載質量」を記載しました。) ■赤道儀のマウント形状について 一般的なカメラ三脚はW1/4インチの「カメラネジ」で接続しますが、望遠鏡用の赤道儀は 専用のマウント形状を持っています。ビクセン赤道儀は下記のような「アリガタ・アリミゾ式」です。 各国の望遠鏡メーカーもこの規格を使用し始めており、”事実上の世界標準”となりつつあります。 タカハシ赤道儀はM8のネジ2本で締め付ける形状を採用しています。「プレートホルダーSX」を取り付ければ、 上記ビクセン赤道儀と同じ「アリガタ・アリミゾ式」に変換することができます。 ■アリミゾにカメラを取り付けるには |
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