GENESISシリーズではじめる バードウォッチング

GENESISシリーズではじめるバードウォッチング GENESISシリーズではじめる
バードウォッチング

今回から、バードウォッチングに必要な機材についてご紹介します。第二章では、バードウォッチングのマストアイテム「双眼鏡」についてです。 「双眼鏡」というと、千円程度の安価ものから何十万もする高級品まで様々なものがあります。 ひと口に双眼鏡といっても種類やバリエーションが数多くあり、どれを選んだらよいか迷ってしまうことでしょう。そこで失敗しない双眼鏡の選び方をご紹介します。





◼︎失敗しない双眼鏡の選び方

選び方のポイントは主に3つあります。

左からGENESIS 22シリーズ、GENESIS 33シリーズ、GENESIS 44シリーズ。



・口径

対物レンズの口径は30〜40mm程度がバードウォッチングには標準的です。口径が大きければ大きいほど集光力が上がり、明るく見えます。

一方で口径が大きくなるとその分重量も重くなります。見やすさと明るさのバランスの取れた、30~40mm口径前後のモデルを選ぶと良いでしょう。



・倍率

8〜10倍程度の倍率を選ぶと良いでしょう。倍率は高ければ高いほど大きく見えるので、つい高倍率のものを選びたくなりますが、倍率が高くなり過ぎるとその分視界が狭くなり、動きの早い野鳥の姿を視界にとらえるのが難しくなってしまいます。

これから始めるのであれば、まずは「8倍」の機種を選ぶと良いでしょう。



・特殊レンズ

EDレンズやXDレンズと呼ばれる特殊低分散ガラスレンズを搭載した機種を選ぶことで、色収差を抑えたクリアで自然な像が得られます。野鳥を抜け目なく識別するには、こういった特殊レンズによる自然でクリアな視界が大きなサポートになります。





◼︎GENESISシリーズがおすすめ

双眼鏡の最高峰の性能を実現するためにXDレンズ(eXtra low Dispersion lens)を対物レンズに計4枚(2枚×2)採用し色収差を徹底的に除去しています。

アクロマート対物レンズで除去しきれなかった残存色収差を極限まで抑えることにより最高の見え味をお約束します。 ※GENESIS22は計2枚(1枚×2)

>>GENESIS22/GENESIS33/GENESIS44



◼︎こだわりのMADE IN JAPAN

GENESISシリーズは、日本の職人技を体現し、卓越した光学性能を誇る双眼鏡です。

極上の見え味にこだわり、至高の感動体験を生むフラグシップモデルです。



◼︎観察スタイルに合わせてモデルを選ぼう


①GENESIS44シリーズ

タカの渡りスポットでの観察や猛禽類調査の現場、フェリー航路からの海鳥観察など、プロの過酷な現場でも重宝されているのが、大口径44mmの「GENESIS 44シリーズ」です。

近寄ることのできない猛禽類や広い水辺での観察のような、少しでも大きく見る必要があるシチュエーションなら、より倍率の高い「GENESIS 44-10.5」を、日の出前、夕暮れ時といった薄暮時の観察機会が多ければ、明るさ重視の「GENESIS 44-8.5」を選びましょう。

大口径ならではの高い解像力と明るい見え味が得られます。


ノスリ

トビに次いで身近な猛禽類。ワシタカ観察の第一歩はトビ以外の猛禽類をみつけること。
ノスリは主に冬期に農耕地や里山でよく見られる。



②GENESIS33シリーズ

山野を歩き回っての野外観察や探鳥会では、しっかり見ること以上に、フィールドで動き回れる機動力の高さが重要になります。

中口径33mmの「GENESIS 33シリーズ」なら、GENESIS44譲りの隅々まで歪みを抑えた堅実な描写力を持ちつつ、機動力を損なわない携行性で、バードウォッチングを楽しめます。

明るさと重量バランスに優れた「GENESIS 33シリーズ」は、30mm口径が多い中口径モデルの中でも一回り大きな33mm口径の対物レンズを搭載しています。


ルリビタキ

幸せの青い鳥「ルリビタキ」。低山や里山を散策していると見られることがある。



③GENESIS22

野鳥観察では、双眼鏡をはじめ、カメラ機材や三脚など、いろいろな荷物を持ち運ぶ必要がある中で、携帯性も重要になります。

GENESIS22シリーズは、口径22mm、重さ315gの軽量コンパクトなサイズながら、コンパクトクラス随一のワイドな視界を実現しています。


ザックのサイドポケットや胸ポケットに収まるサイズ。



◼︎双眼鏡をより楽しむためのアクセサリー



1.ハーネスストラップ

GENESIS44/33にハーネスストラップを付けることで、首への負担と重さを軽減し、一日フィールドで快適に観察することができます。サイクリング中でも双眼鏡を提げたままバードウォッチングを楽しめます。

>>ハーネスストラップへリンク



2.スマートフォン用フォトアダプター

スマートフォン用フォトアダプター「TSN-UN1」

スマートフォンのカメラでは、野鳥が小さ過ぎてまともに撮影できません。そこで、スマートフォンを双眼鏡に装着してもっと大きく撮ってみましょう。

GENESIS双眼鏡に各社のスマートフォンを装着し望遠撮影するためのユニバーサルフォトアダプターです。

>>TSN-UN1へ

※装着の際は、アダプターリングが別途必要です。

GENESIS44用:「TSN-AR44GE

GENESIS33用:「TSN-AR33GE

GENESIS22用:「TSN-AR25BD




オオバン

GENESIS44-8.5にiPhone 12 proを装着して撮影。


コールドムーン(12月の満月)

翌日の月をGENESIS44-8.5にiPhone12proを装着して撮影。

月の撮影では、そのままだと露出オーバーになってしまうので、露出をマイナスにするのがポイントです。三脚アダプター「KB2-MT」を介して三脚に据えると快適に撮影できます。



◼︎まとめ

バードウォッチングに最適な双眼鏡は、口径(30〜40mm)、倍率(8倍〜10倍)、特殊レンズ(XDレンズ)を搭載した機種を選ぶと良いでしょう。GENESISシリーズは、優れた光学性能を誇り、用途に応じてさまざまなモデルを取り揃えています。さらに、ハーネスストラップやスマートフォン用フォトアダプターを組み合わせることで快適な野鳥観察を楽しむことができます。

次回は双眼鏡よりもさらに大きく見えるスコープについてご紹介します。




レビュー著者:岩本 多生氏
商品提供:興和オプトロニクス株式会社

ページトップへ