12月16日最接近!46Pウィルタネン彗星観測ガイド
46P/ウィルタネン周期彗星が姿を現し始めました!近日点が地球より外側ですのでバーストして大増光という可能性は少ないかもしれませんが、その代わり夜通しじっくりと観測できる彗星です。12/16に地球に最接近し4等級台まで明るくなると予測されています。この彗星の心憎さはそのときの位置で、M45プレアデス星団とヒヤデス星団の間というフォトジェニックさですから堪りません。 最接近後は更に西進し、カペラを1度角の距離でかすめながらぎょしゃ座を過ぎるのがクリスマス頃、そしてやまねこ座を過ぎる年明けごろには新月期を迎えるなど撮影の好機は長く、様々な姿を見せてくれることでしょう。
12月16日夜には200mm前後の直焦点撮影で、すばるとのランデブーが撮影できます。この焦点距離はカメラレンズでも実現可能な画角ですが、FL55SSやFC-60CBのような高品質屈折での直焦点ならそれとは一線を画す写り映えが期待できます。
彗星撮影の秘訣は、なるべくF値の明るい鏡筒を用いて手早く行うことです。彗星撮影に使いたい鏡筒といえば、ベテランの方なら明るくて星像の鋭いイプシロンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。昨今ではFSQやVSDなど屈折でも高性能で明るい鏡筒が多数出現していますので選択肢は多彩です。
ウィルタネン彗星の接近を機に、あなたも天体観測・天体写真に挑戦してみませんか!?
難易度: 易 ★☆☆☆☆ | 難易度: やや易 ★★☆☆☆ | |
難易度: 並 ★★★☆☆ | 難易度: やや難 ★★★★☆ | 難易度: 難 ★★★★★ |